去る1月4日、走り初め&初詣をするべく、私とmasaは埼玉奥地に向かった
年末のツーリングは、実を言うと冬期の道路状況の下見も兼ねていたのだ
という事にしておいて、秩父までは年末同様、全く凍結箇所は無かった
ところが、今回の初詣の舞台に選出した埼玉屈指の霊峰・三峰に近づくと
常に夏気分でツーリングしている私達も、考えを改めざるを得ない状況になった
トンネル内分岐で有名なR140の栃本から、三峰神社への一本道に入った瞬間
路肩には白い物体、車道には解氷剤の跡が目に付く道路になった
私のバイクは2度ほどリアが大きくスライドし、後ろを走るmasaを恐怖させた
三峰神社に到着する頃には、2人とも超安全運転ライダーになっていた

三峰神社は西暦110年位に日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が造った、何とも歴史ある神社だ
きっとこの場所に何か意味があるのだろうが、よくもこんな所に造ったものだ


私とmasaは御守りを購入したり、おみくじを引いたりして大いに恩恵を授かった
今年結婚するmasaは大吉だったが、私は末吉で、書いてある文面もそれは酷いものだった
簡単に要約すると、引越しもせず、挑戦もせず、出会いも求めず家に居ろ、という事だ

私はそんな自分の2010年の運勢を払うべく、御神木に手を当て気を分けてもらってきた
ちなみに三峰神社は狛犬ではなく山犬様が至る所にいる
山犬が道に迷った日本武尊を導いた事から、山犬は神の使いとされているらしい
三峰神社はとても清々しい空気の流れる場所で、素晴らしかった
そんな三峰からの下りも、上り以上に気を使う地獄だったのは間違いないのだが
私とmasaは、まだ本当の地獄を体験してはいなかったのだった
つづく